プライド
昨年末、友人とフレンチを食しに行ってきました。普段フレンチとは縁遠い食生活をしている私ですが、せっかくの誘いでもあり出掛けてきました。そのお店は市郊外に位置していてなんとなく寂しい感じさえしましたが、とても気さくな対応と雰囲気で構えることなく楽しむことができました。
運ばれてくる料理一つ一つがとても美味しく、また盛り付けもとても綺麗で「ホントに郊外店なのか!」と思ってしまうクオリティでした。そのなかで特に衝撃を受けたのが「うずら」です。「うずらの卵」は誰でも知っているでしょうし私も好きですが、その親である「うずらのお肉」を食べたのは初めてでした。サッパリしているのにジューシーで想像した味とは全く違い、頭での理解に戸惑いました。
オーナーシェフの方と少し話をしましたが、うずら肉はとても下処理や仕込みに手間がかかる為一般的な食材には向かないが、その手間をプライドを持って楽しんでとのことでした。また、郊外だからこそコロナ渦を品質を落とすことなく乗り切ることが出来たとも話されていました。
郊外だからとの見方をしていた自分を恥じました。
私自身、郊外で事業をしています。社屋がどこに位置しようが、我々のステージは現場です。
そのステージで最高の品質と技術を提供します。